MONOmonologue pt.2MONOmonologueのパート2です。

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何枚買えば気が済むのか? 11:53
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    私が音楽に夢中になりだしたのは中学生になってからだ。
    レコード屋さんに一人で行って、レコードを買うようになったのは、たぶん中2の頃だ。
    とにかくたくさんの音楽が聴きたくて、なけなしの小遣いでレコードを買った。
    買えるのは、月にせいぜい1枚2枚。
    あとは友人とレコードの貸し借りで聴いた。

    借りたレコードはカセットテープに録音して聴いた。
    カセットテープはどんどん増えた。
    カセットテープのレーベルに、手書きでアルバムタイトルやバンド名をレタリングした。
    定期試験前、家で勉強中に書き出して、妙にはまって時間かけちゃって勉強どころじゃなくなる、なんて懐かしい。
    地方都市の中学生だから情報収集能力も限られていた。
    ヒット曲以外の音楽、しかも洋楽を聴く友達も限られていた。
    インターネットなんて影も形も無い頃の話だ。
    ラジオや雑誌で情報を仕入れてレコード屋さんに行っても在庫が無くて、注文して入荷予定日に行ってみたら廃盤になってたり、なんてことも良くあった。

    そんな「たくさん音楽を聴きたい時期」を経て、20代も後半になった頃、オーディオとの出会いがあった。
    きちんとしたオーディオでレコードを聴く機会があった。
    いままで聴いたことのない立体感で音が立ち上がった。
    なんだこれは!
    何度も聴いてきたレコードの、音の存在感や奥行きに信じられない違いがあった。
    それまで気付くことのなかった音が聴こえてくるということにも驚いた。
    アンプやスピーカーといった、オーディオシステムそれ自体のデザインにも強くひかれた。
    社会人となり手の届く機器の範囲も少しづつ上がって、それでもこつこつお金を貯めてオーディオを買いそろえていった。
    機器をつなぐケーブルもいろいろ試してみた。
    みるみる音が良くなっていくのが嬉しかった。
    音が良くなるにしたがって、さらに音楽にものめり込んだ。
    聴き馴染んだ手持ちのレコードにも新しい発見の連続だった。
    レコード屋に行って、レコードを探すこともさらに楽しくなった。
    レコードにも、音のいいオリジナル盤なるものがあって、、、とかね。

    ずっとこんなふうに過ごしてきた。

    中学生の頃から私には、いつも音楽が生活の中心にあって、一番大事なものなのだ。
    今でも毎週のようにレコード屋に通っている。
    レコードを一体、何枚買えば気が済むのか?(笑)

    JAMES TYLOR / ONE MAN DOG (BS 2660)

    今回紹介するのは、ジェイムス・テイラー「ワン・マン・ドッグ」である。
    このレコードを聴いて彼の大ファンになった。
    もう20年も前のことだ。
    それまでジェイムス・テイラーは知っていたが、数枚LPを聴いたことがある、という程度だった。
    SIDE1の冒頭、One Man Parade から引き込まれた。
    シンプルで暖かいサウンド。
    とても親密な雰囲気に満ちている。
    でも一瞬、異国的な不思議な風が吹く。
    その風がとても気持ちいい。

    ジャケットも素晴らしい。
    オールを手にボートの後ろに立つジェイムス・テイラー。
    足もとには一匹の犬。
    こちらをまっすぐに見ている彼の顔からは不思議と感情が読み取れない。
    裏ジャケットの、納屋を改装したようなスタジオ風景がたまらない。
    このレコードは、近所で行われたガラクタ市で見つけた。

    1枚たったの100円。
    アメリカ盤のオリジナルだったが、ジャケットも盤も、コンディションはそれなり悪かった。

    何度も何度も聴いた。
    聴けば聴くほど素晴らしかった。


    もう少し程度の良いレコードが欲しくなって探すようになったのは当然の流れだ。
    1枚持っているのだから、と気長に探した。
    このレコードは人気がないのだろうか?

    彼の初期のアルバムの中では比較的見かけることが少ない。
    そして見つけたのが「クアドラディスク」だった。


    70年代後半だろうか、4チャンネルステレオ、という再生システムが売り出された。
    ステレオ(2チャンネル)プラス、リアに2本のスピーカーをセットし立体的に音を出すというもの。
    そのシステムに対応したレコードが「クアドラディスク」だ。
    わが家に4チャンネルステレオに対応したオーディオシステムは無いのだが、ふつうのステレオカートリッジで通常再生は可能だ。
    通常盤と較べて繊細な音がして悪くない。

    そして今回3枚目の「ワン・マン・ドッグ」を入手した。
    なぜか?

    このアルバムのジャケットには、タイトルもアーティスト名も表記が無い。
    発売当時、タイトルとアーティスト名が書かれたステッカーが貼られていたことを知った。
    そのステッカーはシュリンクラップの上に貼られていたので、中古盤ではほとんど残っていない。
    ステッカー付きが欲しい、とは思ったものの、ぜんぜん見かけることがなかった。
    探し続けて一度見かけたことはあったがプロモーション盤だったこともありとても高価だった。

    縁あって今回手に入った。
    ステッカー付きということは、シュリンク付きということであり、ジャケットのコンディションは申し分ない。
    盤のコンディションも良い。
    あらためてこのレコードを聞いて、またこの音楽に夢中になってしまう、ということなのだ。
    嬉しい。
    これでひとまず「ワン・マン・ドッグ」は「あがり」である。

    さすがに4枚目はない、と思う(笑)

     

     

     

    JUGEMテーマ:No Music, No Life

    | RECORDS | comments(0) | - | posted by mono-mono
    「IN STEREO」を二度見 09:06
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      滅多に行かない老舗のレコード屋さんへ行った。
      ディスクユニオンへ行こうか、こちらにしようかの二択で迷ってこちらを選んだ。
      いつもなら迷わずディスクユニオンなのに。
      そこで引きあてたレコードはSONNY ROLLINSの「WAY OUT WEST」だった。

      「WAY OUT WEST」は、大好きなレコードである。
      国内盤ではじめて聴いて、もう少し良い音で聴きたくなった。
      オリジナル盤を欲しかったが、とても高価なのだ。
      自分で所有することはないだろうな、と思ってきた。
      手軽な値段ながら音の良い、OJC盤に買い替えて聴き続けてきた。
      これで十分に楽しめるのでそれ以上に高望みする理由はどこにもない、と思っていた。

      老舗のレコード屋さんで手にしたその「WAY OUT WEST」は、ジャケットに「WAY OUT WEST IN STEREO」と表記されていた。
      「WAY OUT WEST」ではなく、「WAY OUT WEST IN STEREO」。

      オリジナル盤の世界では通常、モノラル盤に対してステレオ盤は割安になる傾向にある。
      しかし、この「WAY OUT WEST」はそうならない。
      「WAY OUT WEST」はコンテンポラリーレコードから発売されているのだが、オリジナルステレオ盤のみがステレオレコードという別レーベルからでている。
      このステレオレコードの作品は、1950年代後半というステレオシステム黎明期に発売されたが、高音質で評価が高い。
      モノラル盤より高値をつける場合もある。

      「WAY OUT WEST IN STEREO」と表記されたそのレコードは格安だった。
      プライスカードに書かれたコンディションは、ジャケットに少々難あり、盤質はABCのA。

      あり得ない。

      私は、手にした「WAY OUT WEST」を二度見した。
      心臓がドキドキしてきた。
      ジャケットの質感を見るかぎりオリジナル盤にしか見えない。
      やばい。
      この値段で盤質がA!
      これは何かの間違いではないか?
      ドッキリか?
      私をからかっているのか?
      誰かが私をハメようとしているのか??

      オリジナルかどうかはセンターレーベルを確認してみないことには何とも言えない。
      値段からすると再発盤の可能性も否定できない。
      しかし、再発盤でこのジャケットは無かったような…?
      冷静に冷静にと自分にいい聞かせる。

      検盤させてもらった。
      黒地に金文字のセンターレーベルだった。
      まごうことなきオリジナル盤であった。
      盤のコンディションも素晴らしい。
      まいった。

      こういうことがあるからやめられないし、こういうことを求めてレコード屋さんに足を運んでしまう、という話しである。
      レジで支払いをすると「2割引セール中です」とのこと。
      ラッキー(笑)

       

       

       

       

      JUGEMテーマ:No Music, No Life

       

       

       

       

      | RECORDS | comments(7) | - | posted by mono-mono
      1月が終わる 23:53
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        気が付けば、1月が終わる。
        気が付けば、ぜんぜん更新してないじゃないか!

        さあ大変だとネタを探しても、そもそも更新できていなかったのは、なかなかネタが見つからないというか定まらなかったからであり、急にどうこうできるかというと、そうもいかないのだった。

        どうしよう?

        先日焼いたパンの写真があったのだが、そうこれはハンバーガーバンズの写真なのだ。
        うまいハンバーガーは手作りに限る、ということ。
        相変わらずではありますが、そんなことをしていて2017年の1月は終わってしまう。

        レコードも相変わらず買ってはいるのだ。
        「WAVE」とかね。
        2月は何回更新できるかな?


        明けまして、には遅すぎるけれど、今年も宜しくお願い致します!



        JUGEMテーマ:ひとりごと



        | mono-mono | comments(6) | - | posted by mono-mono
        拾ったツボ 10:07
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          年の瀬である。

          いよいよ2016年も終わりだ、といくばくかの感慨はある。

          しかしながら、カレンダーに気持ちがぜんぜん追いつかない。

          年々その傾向は進んでいるが、今年はいよいよ年の瀬感ゼロである。

          その日の日付は分かっていても、昨日と今日を区別するデータとしての数字程度としか認識できていないように思える。

          暦(こよみ)としての日付に、実感がともなわないのだ。

          なんだろう、困ったモノである。



          写真は、以前に拾ったツボである。

          前回の記事でちらっと触れた、あのツボである。

          なかなかのモノである。

          大きさは、フタの直径が20数センチ、高さが40センチくらい。

          拾った際には、底に乾いたシソのようなものが張り付いていた。

          梅干しを漬けていたのだろう。



          さて、みなさま良いお年を。







          JUGEMテーマ:ひとりごと

          | mono-mono | comments(6) | - | posted by mono-mono
          ヒロイモノ 18:24
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            私はときどきモノを拾う。
            路上に捨てられているモノを拾うのだ。
            気になるものが、フっと目に飛び込んでくる。
            これはもう運命の出会いだろう。
            私には思い出深いヒロイモノがいくつかある。

            上京してすぐの頃、白黒テレビを拾った。
            画面は写ったが音が出なかった。
            「暮らしの手帖」を一抱え拾ったこともある。
            状態は今イチだったがこれらはいまも手元にある。
            ダンススタジオの前にレコードが山ほど捨てられていたことがあった。
            社交ダンス用のレコードが数百はあっただろう。
            すべてチェックして1枚だけモータウンのコンピレーションを抜いた。
            取り壊す古い家の前に、昭和初期製と思われる家財道具が積まれていたことがある。
            梅干しを漬けていたとおぼしき高さ40センチほどの壷を頂いた。
            これはなかなかのヒロイモノだった。

            私のヒロイモノ人生の中でも別格なモノがある。
            スピーカーである。
            自転車で通りがかったマンションの前に、スピーカーがちょこんとセットで置かれていた。
            サランネットにJBLのマークが見えた。

            え!

            自転車を止めて眺めてみる。
            それはJBLのスタジオモニター、4301Bだった。
            ほこりをかぶってはいるが、木目のつき板が良い雰囲気だった。
            紺のサランネットをはずすとブルーのバッフルが鮮やかだった。
            ウーハーのエッジはぼろぼろだったが、80年代製のJBLでは当たり前の状態である。
            これはすごいものを見つけてしまった、とどきどきしていたと思う。

            おばさまがマンションからレコードプレイヤをかかえてでてきた。
            「それ、明日粗大ゴミ回収にくるのよ。壊れちゃってるけど、欲しいなら持っていっていいわよ」とおっしゃる。
            こっちも一緒にどうぞ、とまでおっしゃる。
            いま持ってきたレコードプレイヤと、アンプとチューナーが一体化した国内製のレシーバーアンプがあった。
            残念ながらあまりひかれる製品ではなかったのでスピーカーだけ頂く許可を得た。
            自転車だったので片チャンネルずつ往復した。

            おばさまは壊れていると言っていたが、音出してみるとエッジ以外に問題はなかった。
            エッジを自分で張り替えた。
            4301Bがやってきて10年。
            日々元気にこのスピーカーは働いてくれている。

            ときに出先で思いがけないモノをみつけてしまって困ることがある。
            持ち帰ることのできない状況で面白いものを見つけることもある。
            とても持ち帰れる大きさではないこともある。
            家族で外出した際、私が路上に何かを見つけると、子供たちも心得たものである。
            「それ欲しいの?」などと言う。
            ばれちゃっているのである。

            スピーカーを拾った話は以前記事にしたことがあった。
            最後まで書いて思い出した。



            JUGEMテーマ:No Music, No Life

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