MONOmonologue pt.2MONOmonologueのパート2です。

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拾ったツボ 10:07
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    年の瀬である。

    いよいよ2016年も終わりだ、といくばくかの感慨はある。

    しかしながら、カレンダーに気持ちがぜんぜん追いつかない。

    年々その傾向は進んでいるが、今年はいよいよ年の瀬感ゼロである。

    その日の日付は分かっていても、昨日と今日を区別するデータとしての数字程度としか認識できていないように思える。

    暦(こよみ)としての日付に、実感がともなわないのだ。

    なんだろう、困ったモノである。



    写真は、以前に拾ったツボである。

    前回の記事でちらっと触れた、あのツボである。

    なかなかのモノである。

    大きさは、フタの直径が20数センチ、高さが40センチくらい。

    拾った際には、底に乾いたシソのようなものが張り付いていた。

    梅干しを漬けていたのだろう。



    さて、みなさま良いお年を。







    JUGEMテーマ:ひとりごと

    | mono-mono | comments(6) | - | posted by mono-mono
    ヒロイモノ 18:24
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      私はときどきモノを拾う。
      路上に捨てられているモノを拾うのだ。
      気になるものが、フっと目に飛び込んでくる。
      これはもう運命の出会いだろう。
      私には思い出深いヒロイモノがいくつかある。

      上京してすぐの頃、白黒テレビを拾った。
      画面は写ったが音が出なかった。
      「暮らしの手帖」を一抱え拾ったこともある。
      状態は今イチだったがこれらはいまも手元にある。
      ダンススタジオの前にレコードが山ほど捨てられていたことがあった。
      社交ダンス用のレコードが数百はあっただろう。
      すべてチェックして1枚だけモータウンのコンピレーションを抜いた。
      取り壊す古い家の前に、昭和初期製と思われる家財道具が積まれていたことがある。
      梅干しを漬けていたとおぼしき高さ40センチほどの壷を頂いた。
      これはなかなかのヒロイモノだった。

      私のヒロイモノ人生の中でも別格なモノがある。
      スピーカーである。
      自転車で通りがかったマンションの前に、スピーカーがちょこんとセットで置かれていた。
      サランネットにJBLのマークが見えた。

      え!

      自転車を止めて眺めてみる。
      それはJBLのスタジオモニター、4301Bだった。
      ほこりをかぶってはいるが、木目のつき板が良い雰囲気だった。
      紺のサランネットをはずすとブルーのバッフルが鮮やかだった。
      ウーハーのエッジはぼろぼろだったが、80年代製のJBLでは当たり前の状態である。
      これはすごいものを見つけてしまった、とどきどきしていたと思う。

      おばさまがマンションからレコードプレイヤをかかえてでてきた。
      「それ、明日粗大ゴミ回収にくるのよ。壊れちゃってるけど、欲しいなら持っていっていいわよ」とおっしゃる。
      こっちも一緒にどうぞ、とまでおっしゃる。
      いま持ってきたレコードプレイヤと、アンプとチューナーが一体化した国内製のレシーバーアンプがあった。
      残念ながらあまりひかれる製品ではなかったのでスピーカーだけ頂く許可を得た。
      自転車だったので片チャンネルずつ往復した。

      おばさまは壊れていると言っていたが、音出してみるとエッジ以外に問題はなかった。
      エッジを自分で張り替えた。
      4301Bがやってきて10年。
      日々元気にこのスピーカーは働いてくれている。

      ときに出先で思いがけないモノをみつけてしまって困ることがある。
      持ち帰ることのできない状況で面白いものを見つけることもある。
      とても持ち帰れる大きさではないこともある。
      家族で外出した際、私が路上に何かを見つけると、子供たちも心得たものである。
      「それ欲しいの?」などと言う。
      ばれちゃっているのである。

      スピーカーを拾った話は以前記事にしたことがあった。
      最後まで書いて思い出した。



      JUGEMテーマ:No Music, No Life

      | mono-mono | comments(2) | - | posted by mono-mono
      音楽を楽しむために必要なモノは? 10:32
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        <Q 質問 Q>
        音楽を楽しむために必要なモノをひとつあげるとしたら何でしょうか?







        <A 答え A>
        時間

        もしかしたら、「レコード」や「オーディオ」と考えた方がいるかもしれない。
        「必要なモノは?」とたずねておいて、モノではない「時間」という答えを反則と感じた方、申し訳ない。
        しかし、音楽を楽しむためには、何より「時間」が必要となる。
        例えば、3分の曲を聴くためには、3分間がぜったいに必要だ。
        早回して2分に短縮しては、音楽を十分に楽しむことはできない。
        つまり、音楽は時間と切り離すことはできない、ということだ。
        しかし、普段あまりそんなことは考えない。

        音楽を聴く、ということだけを考えるのなら、大層なオーディオ装置は不要である。
        簡単な装置、例えば、パソコンやスマホがあれば十分。
        これで大抵の音楽を聴くことができる。

        パソコン、スマホがあって、YouTubeに接続できれば、いくらでもただで音楽が楽しめてしまう。
        そう、YouTubeは音楽アーカイヴとしても信じられない領域に達している。
        貴重な映像を見ることができるメディアかと思いきや、さまざまなアーティストのさまざまなアルバムが丸ごとアップされている。
        YouTubeに接続できれば、iPodなどの携帯プレイヤすらいらなくなりつつある訳だ。
        もちろん、レコードやCDなどの音楽ソフト、それら専用の再生装置があったなら、よりいっそう自分の好きな音楽を楽しめる。
        いっぽうで、お金をかけない楽しみかたが広がっている。

        昔ならラジオ。
        もっとも、ラジオでは、自分の好きな音楽を好きな時に楽しむことは望めなかった。
        流しっぱなしにして偶然に頼るか、お気に入りの番組を欠かさず聴くか、リクエストをするか・・・。
        それを思えば、いまの時代がいかに恵まれているかがわかる。
        パソコン、スマホがあるし、レコードやCD、ストリーミングなど選択肢も多ければ、かつてに比べれば値段もずっと安い。

        若いころには、ありあまる時間を好きなことに、いくらでも使うことができた。
        好きなだけ音楽を聴いてられる時間があった。 その頃は音源をどうやって手にいれるかが問題だった。
        パソコンもスマホも無かったあのころ、レコードやCDはなかなか買えなくて、好きな音楽を手にいれるため、いろいろな手を使った。
        友達に声をかけるのはもちろん、誰それがあのレコード持っていると知れば、友達の友達にまで頼んで借りて、カセットにダビングするなどあらゆる手を使ったものだ。
        こずかいをやり繰りしてレコードやCDを買うとなれば、何を買うかには毎月真剣だった。
        うっかりジャケ買いなんかして期待はずれだったら、目も当てられない。

        手にいれた音源は繰り返し聴いた。
        なんだこりゃ、と思うようなレコードでもなんとか理解しようとがんばって、ときに背伸びして音楽を聴いていた。
        それでも理解できないアルバムもあって、それはきっと自分の耳が幼いからだと考えた。

        いま問題なのは「時間」である。

        レコードを買って所有しても、聴く「時間」が無ければそこに収録されている音楽は楽しめない。
        再生しないレコードは、単なるモノである。
        レコードジャケットをインテリアとして活用することは、あくまで2次利用方法としたい。
        飾るだけではだめなのだ。

        レコードを単なる飾りモノにしないために、私はがんばってレコードを聴く時間を捻出しているのか?

        思い当たるふしは、ある。
        レコードを買うスピードに、聴き込むスピードはとても追いついていない気もする。
        平日はほとんど時間をとれない。
        「今日は片面分のレコードが聴けた」みたいに時間を捻出するのは本末転倒ではないか。
        そんなことを言いつつも私はいまだに未知の音楽に餓えているしレコードを買うしことをやめようとはしない。

        NORMAN BLAKE "THE RISING FAWN STRINGS ENSEMBLE" (ROUNDER 0122)

        ノーマン・ブレイクが1979年にリリースしたレコードを買った。
        ノーマン・ブレイクは、カントリー、ブルーグラスのギタリストだ。
        ティーンエイジ・ファンクラブというバンドのノーマン・ブレイクとは別の人である、念のため。

        ノーマンのギターに、フィドルとチェロとのアンサンブル。
        素朴でありながら、とても清々しく美しい音楽。
        どことなくクラシック音楽の雰囲気も漂う。
        ノーマン・ブレイクは自分の音楽が、カントリー、ブルーグラスに括られることを好まないらしい。
        それがよくわかるレコードである。
        ぱりっと晴れた休日の朝にぴったりだ。

        単純な話だが、こんな素敵なレコードに出会うととても嬉しくなる。
        何度も聴きたくなる。
        そうなるともう「時間を作る」のではない。
        単に、レコードを聴くのだ、聴きたくなるのだ。


        そうそう、このレコードも「STERLING」刻印入り。
        ただし、「RL」はなし。
        クレジットをみると「Mastered by John Nagy at Masterdisk」とある。



        JUGEMテーマ:No Music, No Life

        | RECORDS | comments(2) | - | posted by mono-mono
        STERLING RL 14:32
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        これもまた、20代に出会ったレコードの買い換えだ。
        再発盤を買ってずっと聴き込んできた。
        ここのところ、こんなことばかり繰り返している。

        スライ・アンド・ザ・ファミリーストーン「フレッシュ」。

        彼らの代表作と言えば「スタンド」や「暴動」になるのか。
        それらはあらためて言うまでもない名盤である。
        しかし、私は、この「フレッシュ」や「スモール・トーク」をターンテーブルに載せることのほうが多い。
        「スタンド」や「暴動」に入っている有名曲は、いろいろなところで耳にすることが多いからなのかもしれない。
        あるいは単に有名盤を聴いてたまるか、というアマノジャク気質がそうさせているのだろうか。

        このレコードの「ケセラセラ」が特に大好きなのだ。
        音の隙間がたくさんあってスッカスかな演奏なのに、強烈なグルーヴを感じる。
        他の曲も全体に力が抜けていてユルイ。
        そのあたりもこのレコードが好きな理由かもしれない。

        私が中古レコード店にいってチェックするのは、ロックであり、ジャズが中心。
        ワンフロアのお店でもブラックミュージック系のレコードは後回しになる。
        ましてやブラックミュージックのフロアや専門店に足を運ぶことはほとんどない。
        なのでこのレコードに出会えたのはラッキーだった。

        見開きジャケットでインナースリーヴ付き。
        レコード盤の内周には「STERLING RL」刻印入り。
        こんなところにもボブ・ラディックが!
        ラッキー。

        もともと持っていた再発盤ジャケットには、オリジナルジャケットに5mmくらいの黒い枠がつけられている。
        どうしてこんなものわざわざつけたんだろう?









        JUGEMテーマ:No Music, No Life

        | RECORDS | comments(0) | - | posted by mono-mono
        コピー品 09:51
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          工業製品と聞いてイメージするモノがある。
          画一的で、均一で、無表情で、冷たい。
          工業製品は多くの場合、同じものが大量に作られる。
          大量生産によってコストを下げ、安価で提供される。
          安かろう悪かろうでは商売にならないが、そんな言葉もふとよぎる。
          大量生産品という言葉からイメージするモノは、あまり心躍る製品ではない。
          しかし、私たちの手にする多くのモノは、工業製品であり大量生産品である。

          私の大好きなレコードだって、工業製品であり、大量生産品である。
          コピー品である。
          売れれば売れただけコピーしてまた売る。
          つまり、同じものがたくさんある、ということだ。
          どのくらい同じものがたくさんあるかは、タイトル次第ではあるが。

          「レコード」と「工業製品」「大量生産」という言葉を結びつけて考えたことはあまり無かった。
          薄いプラスチックの黒い円盤を薄いボール紙のパッケージにおさめてある、というレコードの画一的な特徴を、工業製品のイメージと照らし合わせてみれば、レコードは工業製品そのものではないか。
          見た目では区別がつかない同じものを、だからこそ、他のレコードと違って見えるよう工夫したのがジャケットであろう。
          パッケージにカラフルなデザインをほどこして自らをアピールしているわけだ。

          私が入手するレコードのほとんどは中古品である。
          1960年代や、さらに古い年代のオリジナルプレスともなれば、ゆうに50年以上前の工業製品ということだ。
          間違いなく、自分以外の誰かが所有し、手放したレコードである。
          程度の良い中古品であるならば、それだけで価値が増すのは当然である。
          店頭で見かける、新品のようなコンディションのオリジナルプレスとは、ひとつの完結した奇跡である。
          わが家には決して縁がないのだけれど。

          大量生産の工業製品でも、年月を経ることで個体差が生まれる。
          いつでもどこでも手に入るはずだったモノが、あるときから1点モノとなりえるのだ。
          新品の際、キズやシミは排除されるが、時代を経ることで魅力ともなり得る、ということだ。
          しかし、中古市場においても、キズやシミが歓迎されることはほとんどない。
          自分で新品を買って長年気に入って所有するうちに生じたのなら別だが、見知らぬ誰かがつけたキズを無条件に受け入れることは難しい。

          アーティスト本人の名前が、ジャケットに手書きされているレコードをまれに見かける。
          本人のサインではないか、と思われる場合のことであって、決して前所有者の落書きがされたレコードという意味ではない。
          本人のサインのように見えても、レコード店での評価は、基本的にキズやシミと同等である。
          本人のサインと特定、断定できない、というのがその理由である。
          そう、ビートルズやストーンズクラスなら別だが、ジョン・レノンやキース・リチャーズのサインはきっちり鑑定人がいて国際的に評価されている。
          鑑定書だって付く。
          こうなるとも有価証券と同等に取引される。
          レコードとしては扱われない、とも言える。

          先日店頭で見つけたレコードジャケットには大きな落書きがあって、棚から引き抜いて、ウワっとのけぞってしまった(笑)。
          ジェフ・マルダーとエイモス・ギャレットのサイン入り!
          もちろん、本人のサインと断定はできないが、私的には宝物だ。

          世界に1枚だけのレコードを入手してしまったのだから。

          このレコードを聴きながらジャケットを眺めていると、いつサインされたのか、が知りたくなる。
          これがリリースされたのは1978年。
          二人が一緒に日本をツアーしたのは、1979年と2010年の2回。
          1979年のときだろうか?という期待が一番だ。

          あるいはアメリカでアメリカ人がサインをもらってそのレコードを手放し、中古業者の手を経て日本に持ち込まれたのなのだろうか。
          日本人がアメリカでこのレコードにサインをもらって所有していたものを手放したのだろうか。
          想像は広がるが決して答えは出ない。

           

           

           

           

           

          JUGEMテーマ:No Music, No Life

           

           

           

           

           

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