レコードの時代 | 21:53 |
レコードブームが来ている、らしい。
風前のともしびと思われたレコードが、ここへきてにわかに注目を集めている。
新譜レコードの販売数は右肩上がりなんだそう。
まあ、もともとの販売数が少なかったのだろうけれど。
中古レコード店で若い人を見かける機会が増えている、ような気もする。
これってレコードブームによるものなのだろうか?
CDが売れない、音楽データも売れない、と言われる。
YouTubeなど、これだけ無料のメディアがあれば、それはもっともであろう。
そんな状況にあって、音楽業界の期待が「レコード」に寄せられている。
CDの登場とともに、いちどは見限られたレコードなのだ。
そんなレコードを買い続けてきた身として、想いは複雑だ。
レコードブームの兆しに、どこか反発してしまう。
身構えてしまう。
いまレコードに注目しているのは、レコードを知らない世代なんだろう。
でも、流行の音楽を聴き流すだけではない層、つまりは「音楽好き」といわれるような人たちは、いつだって少数派だった。
流行は遠からずさるだろう。
しかし、ブームで中古市場を荒らされたらたまらんな、なんて思うアマノジャクな私なのであった。
時代遅れだったレコードが、周回遅れでトップにたちそう、というカンジか。
なんてこった。
最初は冗談とも思われたが、カセットテープも最近はよく目にする。
なんとまあ、おかしなこともあるもんだ。
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