片岡義男の新刊が出た。
片岡義男.comを毎日見ているくせに、そのことを知ったのは数日前だ。
「コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。」という。
最高のタイトルだ。
タイトルだけで十分に楽しめる。
「あなたの大好きなモノばかり並んでいるのね」と妻は笑った。
片岡義男初の自伝的小説なのだという。
大学生から作家になるまでの、1960年から1973年に焦点をあてた、121枚のレコードを背景にした物語だ。
これはもう一刻も早く読みたいではないか。
片岡義男.comでは、「コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。」の担当編集者による制作舞台裏エッセイが読める。
これが読みごたえ十分でボリュームたっぷり。
この担当編集者、篠原恒木さんのツイッターを見ていたら、パルコブックセンター吉祥寺店にサイン本入荷の知らせがあった!
吉祥寺店にあるのなら、渋谷店にもないかと電話で在庫を問い合わせてみた。
「コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイの入荷予定はありません」
がっくり。
念のためパルコブックセンター吉祥寺店にも在庫を確認してみた。
「ございます。取り置きいたしましょうか?」
同じパルコブックセンターでもこんなに違うんだって驚いた。
というわけで、こうしてサイン本を入手することが出来た。
嬉しい。
片岡義男のサイン本は2冊めだ。
ウシシ。
でも今は、「細野晴臣の録音術」というとんでもなく面白い本を読んでいるから、ちょっとお預け。