MONOmonologue pt.2MONOmonologueのパート2です。

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Mellow Waves 21:04
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    コーネリアスの新作「Mellow Waves」である。
    前作の「sensuous」から11年ぶりのリリースなのだそう。
    そうか、そんなに久しぶりなのか。
    「デザインあ」や甲殻機動隊のサントラ、METAFIVEなどさまざまなプロジェクトでの活動を目に(耳に)していたので、そこまで間があいていたとは。

    アマゾンで発注、ではなく店頭へ発売初日に買いに行った。
    どこで買おうか?と考えて考えてひらめいた。

    渋谷HMVに行こう。

    かつて「渋谷系」の総本山だった渋谷HMVは東急本店の近くにあった。
    その後、現在のFOREVER21のある場所に移転し、閉店した。
    昨年だっただろうか、「HMV&BOOKS TOKYO」として旧丸井のビルに再オープンした。
    つまり、HMV&BOOKS TOKYOはかつてとは別の場所にあるし、別の店といったほうがよいのではないか。
    まあ、それはそれで良い。
    「渋谷HMVでコーネリアスの新譜を買う」ということが個人的に重要なのだ(笑)。
    購入時、小さな缶バッチをおまけでもらった。

    その昔、コーネリアスとときどき道ですれ違っていた時期がある。
    六本木の路上で、六本木ヒルズの開発が始まる少し前のことだ。
    場所は、テレビ朝日通り。
    時間は、きまって朝だった。
    コーネリアスのアルバムでいうと、「69/96」から「FANTASMA」の頃のことだ。
    そのころ私の仕事場は西麻布にあって、六本木駅から歩いていくと、テレビ朝日通りのあたりで彼を見かけることがあった。
    彼はギターケースを持っていたり、仲間と一緒だったりした。
    スタジオでレコーディングをしての帰りだったらしい。
    私の出勤時に、仕事終わりと思われる彼とすれ違っていた、ということらしい。

    「Mellow Waves」
    コーネリアスが唄っている。
    そして、とても個人的で親密な音空間だ。
    これまでにない質感である。
    温もり、というか体温というか、彼の息遣いを感じる。
    これまでのアルバムと明らかに違う。
    そんな変化に最初はとまどった。
    拒否感すら覚えた。
    しかし、聴くほどになじんできた。
    これは良いアルバムだ。
    音も素晴らしく良い。
    レコードでも聴いてみたい。

    彼と道ですれ違っていた頃から20年たつ。
    お互い齢をとったものだ。





    JUGEMテーマ:No Music, No Life

    | TALK ABOUT MUSIC | comments(0) | - | posted by mono-mono
    NEW DISK, NEW SOUND 07:07
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      新譜レコードを買った。
      日頃は中古ばかりなので、新品のレコードを買うなんて、ずいぶん久しぶりのことだ。
      いやいや。
      久しぶりなんてものではなくて、20年、25年ぶりくらいではないか。
      新譜のレコードを買う日が再びくるなんてね。
      CDが登場したときに、レコードは消える運命ではなかったのか?

      ソニーがレコード生産を再開するというニュースを目にした。
      時代は変わるものだ。
      ソニーがレコードを作る日が再びくるなんて、ねえ。
      CD化を推し進めたのがソニーというのが私の印象なのだが。

      さてこのレコード、FLEET FOXESの新譜である。
      6年ぶりの新作なのだという。
      その間、ほとんど情報がないともなれば、このまま解散してしまうのではないか?、と思われるほどの年月だ。
      そう思っていたのだから、このアルバムを手にできる喜びもひとしおというものだ。
      ネットで見た新譜のトレイラー映像で、いやがおうにも期待は高まっていた。
      その上でのこのレコードなのだ。

      届いたレコードのシュリンクラップを開けるのがためらわれてしまう。
      レコードを聴くためには、シュリンクを開けないわけにはいかないし、保存用にもう一枚買う、なんて贅沢も許されない。
      ああ。
      封を切った瞬間、新品のレコードは、「シールド」状態から「シュリンク」状態になってしまった。
      シュリンクの上には、ステッカーが貼られている。
      いまのところ、このシュリンクラップをはがす勇気は無い。

      なので、見開きジャケットの見開き部分を見ることができない。

      レコードを取り出して驚いた。
      内溝に「STERLING」と入っているではないか。
      書体こそ70年代のモノとは異なるが、まごうことなき「STERLING」刻印だ。
      ジャケットのクレジットを見てみれば「Mastered by GREG CALIB at STERLING SOUND, NEW YORK」とある。
      「STERLING」の横には、手書きで「RKS」と刻印が入っている。
      これは?

      FLEET FOXESの音楽を楽しみにしていたのはもちろんなのだが、レコードの「音」には、あまり期待していなかった。
      レコードは、リリースすることに意味がある、とか、ジャケットが大きいのが良い、程度でのリリースではないかと勘ぐっていた。
      だからこそ、これまでぜんぜん手を出してこなかったのだ。
      しかし、聴いて仰天した。
      こんなレコードの音、初めてだ。
      この音の良さはなんだろう。
      いままでに聴いたことのない、精密なサウンドなのだ。
      目の前に、3Dプリンタで作った音のジオラマが出現したようだ!
      いやあ、びっくりした。

      レコードの音も進化している。
      これは大きな発見だ。
      そろそろ届くはずの、JEFF TWEEDYのレコードがいよいよ楽しみだ。
      レコード内溝の刻印も含めて、ね。





       

       

      JUGEMテーマ:No Music, No Life

       

       

      | RECORDS | comments(0) | - | posted by mono-mono
      レコードの時代 21:53
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        レコードブームが来ている、らしい。
        風前のともしびと思われたレコードが、ここへきてにわかに注目を集めている。
        新譜レコードの販売数は右肩上がりなんだそう。
        まあ、もともとの販売数が少なかったのだろうけれど。
        中古レコード店で若い人を見かける機会が増えている、ような気もする。
        これってレコードブームによるものなのだろうか?

        CDが売れない、音楽データも売れない、と言われる。
        YouTubeなど、これだけ無料のメディアがあれば、それはもっともであろう。
        そんな状況にあって、音楽業界の期待が「レコード」に寄せられている。

        CDの登場とともに、いちどは見限られたレコードなのだ。
        そんなレコードを買い続けてきた身として、想いは複雑だ。
        レコードブームの兆しに、どこか反発してしまう。
        身構えてしまう。

        いまレコードに注目しているのは、レコードを知らない世代なんだろう。
        でも、流行の音楽を聴き流すだけではない層、つまりは「音楽好き」といわれるような人たちは、いつだって少数派だった。
        流行は遠からずさるだろう。
        しかし、ブームで中古市場を荒らされたらたまらんな、なんて思うアマノジャクな私なのであった。

        時代遅れだったレコードが、周回遅れでトップにたちそう、というカンジか。
        なんてこった。
        最初は冗談とも思われたが、カセットテープも最近はよく目にする。
        なんとまあ、おかしなこともあるもんだ。

         

         

         

        JUGEMテーマ:No Music, No Life

         

         

         

        | TALK ABOUT MUSIC | comments(4) | - | posted by mono-mono
        アイコ、アイコ 11:17
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          レコードライブラリから聴きたいレコードを選ぶ。

          ターンテーブルに載せ、そっと針を落とす。


          その日、そのときどきの気分があって、今日はこのレコードの気分だなとか、このレコードの気分じゃないな、などと選ぶ。
          その日の気分にフィットするレコードとフィットしないレコードがあるということだ。
          これはつまり、日々聴きたい音楽が違うということだ。

          これを未知の音楽との出会いの場面に照らし合わせて考えてみる。
          素晴らしい音楽に出会っても、その日の気分にフィットしないがゆえに、スルーしてしまっている可能性はないだろうか。
          そう考えると少々怖い。

          私がドクター・ジョンと出会ったのは20代半ばの頃。
          20年前の話だ。
          たまたま「アイコ・アイコ」を耳にして、面白い音楽だな、と思った。
          ハードなロックばかり聴いていた10代をすぎ、ジャズやブルースなどにも興味の範囲を広げていた頃だった。
          そうして彼の「ガンボ」というレコードを手にした。
          見開きジャケットの国内盤だった。

          ジャストなタイミングでの幸運な出会いだった、というほかない。

          「ガンボ」は音楽の楽しさがつまったレコードだった。
          しゃがれた声、饒舌なピアノ、多様なリズム、ユーモア満載のアレンジ。
          このレコードの楽しさは、音楽だけではない。
          すっとぼけたジャケットデザインが絶妙だ。
          ぱっと見、おじいさんに見える(笑)
          このころドクター・ジョンは30代。
          セッションマンとしてもさまざまなレコードに引っ張りだこ。
          そういう時期だったのだろう。

          DR.JOHN "GUMBO" (ATCO SD 7006)

          今回入手したのはアメリカ盤オリジナル。
          私的には案外出会ことが少ないレコードなのだった。

          音楽との出会いに、タイミングは重要だが、音楽との出会いをコントロールすることはできない。
          ある音楽と出会ったとき、受け入れられるかどうかの問題だ。
          その1点にかかっている、ともいえる。
          ニュートラルな耳で新たな音楽に向き合うことができるか、にかかっている。
          一発で気に入る場合もあるし、じっくりつきあってはじめて分かる場合もある。
          じっくりつき合ってもいまだに分からないレコードもあるが、どうしてつき合い続けられるのかは謎だ。
          じっくりつき合うべきだと思わせる何かがあるのだが、それが何かも分からない。

          難しいのはむしろ、ぴんと来なくてそれっきりになったレコードなのだと今は思う。
          「ダメダコリャ」「失敗した」
          そんな風に思うレコードにこそ、時間をおいて再挑戦する価値があるのかもしれない。
          一生聴き続ける音楽との出会いは、どこに埋もれているか分からない。

          幸運な出会いを果たした、この「ガンボ」はいまでも頻繁に聴くレコードだ。
          チビ達も大好きで「アイコッ、アイコッ、アイコアイコアンデ〜♪」って一緒に歌いだす。
          最高だ。

           

           

           

           

          JUGEMテーマ:No Music, No Life

           

           

           

           

          | RECORDS | comments(4) | - | posted by mono-mono
          何枚買えば気が済むのか? 11:53
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            私が音楽に夢中になりだしたのは中学生になってからだ。
            レコード屋さんに一人で行って、レコードを買うようになったのは、たぶん中2の頃だ。
            とにかくたくさんの音楽が聴きたくて、なけなしの小遣いでレコードを買った。
            買えるのは、月にせいぜい1枚2枚。
            あとは友人との貸し借りで聴いた。
            カセットテープがどんどん増えた。
            カセットテープのレーベルに、手書きでバンド名やタイトルをレタリングした。
            定期試験前、家で勉強中に書き出して、妙にはまって時間かけちゃって勉強どころじゃなくなる、なんて懐かしい。
            地方都市の中学生だから情報収集能力も限られていた。
            ヒット曲以外の音楽、しかも洋楽を聴く友達も限られていた。
            インターネットなんて影も形も無い頃の話だ。
            ラジオや雑誌で情報を仕入れてレコード屋さんに行っても在庫が無くて、注文して入荷予定日に行ってみたら廃盤になってたり、なんてことも良くあった。

            そんな「たくさん音楽を聴きたい時期」を経て、20代も後半になった頃、オーディオとの出会いがあった。
            きちんとしたオーディオでレコードを聴く機会があった。
            いままで聴いたことのない立体感で音が立ち上がった。
            なんだこれは!
            何度も聴いてきたレコードの、音の存在感や奥行きに信じられない違いがあった。
            それまで気付くことのなかった音が聴こえてくるということにも驚いた。
            アンプやスピーカーといった、オーディオシステムそれ自体のデザインにも強くひかれた。
            社会人となり手の届く機器の範囲も少しづつ上がって、それでもこつこつお金を貯めてオーディオを買いそろえていった。
            機器をつなぐケーブルもいろいろ試してみた。
            みるみる音が良くなっていくのが嬉しかった。
            音が良くなるにしたがって、さらに音楽にものめり込んだ。
            聴き馴染んだ手持ちのレコードにも新しい発見の連続だった。
            レコード屋に行って、レコードを探すこともさらに楽しくなった。
            レコードにも、音のいいオリジナル盤なるものがあって、、、とかね。

            ずっとこんなふうに過ごしてきた。

            中学生の頃から私には、いつも音楽が生活の中心にあって、一番大事なものなのだ。
            今でも毎週のようにレコード屋に通っている。
            レコードを一体、何枚買えば気が済むのか?(笑)

            JAMES TYLOR / ONE MAN DOG (BS 2660)

            今回紹介するのは、ジェイムス・テイラー「ワン・マン・ドッグ」である。
            このレコードを聴いて彼の大ファンになった。
            もう20年も前のことだ。
            それまでジェイムス・テイラーは知っていたが、数枚LPを聴いたことがある、という程度だった。
            SIDE1の冒頭、One Man Parade から引き込まれた。
            シンプルで暖かいサウンド。
            とても親密な雰囲気に満ちている。
            でも一瞬、異国的な不思議な風が吹く。
            その風がとても気持ちいい。

            ジャケットも素晴らしい。
            オールを手にボートの後ろに立つジェイムス・テイラー。
            足もとには一匹の犬。
            こちらをまっすぐに見ている彼の顔からは不思議と感情が読み取れない。
            裏ジャケットの、納屋を改装したようなスタジオ風景がたまらない。
            このレコードは、近所で行われたガラクタ市で見つけた。
            アメリカ盤のオリジナルだったが、ジャケットも盤も、コンディションはそれなりのものだった。
            何度も何度も聴いた。

            もう少し程度の良いレコードが欲しくなって探すようになった。
            すでに1枚持っているので気長に探していた。
            このレコードはアップル盤やアメリカでの1st、2ndほどには出回っていない。
            そして見つけたのが「クアドラディスク」だった。
            70年代後半だろうか、4チャンネルステレオ、という再生システムが売り出された。
            ステレオ(2チャンネル)プラス、リアに2本のスピーカーをセットし立体的に音を出すというもの。
            そのシステムに対応したレコードが「クアドラディスク」だ。
            4チャンネルステレオに対応したオーディオシステムは無いのだが、通常のステレオカートリッジで再生は可能だ。
            通常盤と較べて繊細な音がして悪くない。

            そして今回3枚目の「ワン・マン・ドッグ」を入手した。
            なぜか?

            このアルバムのジャケットには、タイトルもアーティスト名も表記が無い。
            発売当時、タイトルとアーティスト名が書かれたステッカーが貼られていたことを知った。
            そのステッカーはシュリンクラップの上に貼られていたので、中古盤ではほとんど残っていない。
            ステッカー付きが欲しい、とは思ったものの、ぜんぜん見かけることがなかった。
            探し続けて一度見かけたことはあったがプロモーション盤だったこともありとても高価だった。

            縁あって今回手に入った。
            ステッカー付きということは、シュリンク付きということであり、ジャケットのコンディションは申し分ない。
            盤のコンディションも良い。
            あらためてこのレコードを聞いて、またこの音楽に夢中になってしまう、ということなのだ。
            嬉しい。
            これでひとまず「ワン・マン・ドッグ」は「あがり」である。

            さすがに4枚目はない、と思う(笑)

             

             

             

             

            JUGEMテーマ:No Music, No Life

             

             

             

             

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